2018/9/29 一睡もできなかったはなし

f:id:Ikirkashinu:20221105150312j:imageクライストチャーチまで8万円もかからず行けたのすごいな。オークランドまでだったら6万ぐらいだし。たまたま安い時期だったからというのもあるんだろうけど。エアニュージーランド快適だったな~。一睡もできなかったけど。

めちゃくちゃ揺れた。寝れるわけがない。あ~わたしの人生ここで終わりか~!そっかそっか~!しにたいしにたいって日頃から言ってるわりにやっぱめちゃくちゃしにたくないんだなわたし~!いやでもみんな一緒にしねるならこわくなくない?ひとりじゃないじゃん?わたしだけしぬとかそういうのはやめてほしい…だってさ、「何でわたしだけ…わたしだっていきたかった…」って言いながら各空港や各飛行機内をさまよう霊になってしまうので…嫌がらせに突然酸素マスクおろしたりしちゃってなんの罪もない乗客の方の寿命を縮ませかねないので…だからみんなで一緒にしのう…?ここでわたしのスーパーハイパー自己中心的な性格が露呈してるな。

軽くパニック状態に陥りかけていたのでそんなときは!わたしには音楽がある~!こころのふるさと、BUMP OF CHICKENがいる~!ということで「(please)forgive」を聴いた。

「あなたを乗せた飛行機が あなたの行きたい場所まで
どうかあまり揺れないで 無事に着きますように」

あ~!ごめん既にめちゃくちゃ揺れてる~!ほんとうに無事に着いて欲しい~!藤原基央が隣にいてくれたら~!という思考が脳裏を一瞬よぎったけどそれはそれで一睡もできないし寿命が39年縮むのでやっぱりいなくていいしむしろいるな。

唯一の癒しは音楽と機内食!唯一というか唯二?機内食はじめてだったんですよね~もうそれは楽しみで楽しみで仕方なくて、まるで生まれてはじめて経験する遠足前の夜のようで。まあ人生初の遠足などわたしは覚えてないしほんとうに楽しみだったかどうかも定かでない。確か洋食と和食で二種類あったけど写真も撮ってないしどっちを選んで食べたのかも忘れた…どっちがどっちかわからず適当に選んだんだと思う…でも美味しかったのは覚えている。それは他のひとがブログに書いてると思うのであとで探して見てみよう。他力本願でいきてる。

そして心配だったのが乗り換え。荷物持って国内線ターミナルに移動しなきゃいけなかったんですよね。眉間にしわを寄せ血眼になりながら「オークランド クライストチャーチ 乗り換え 方法」でとにかく検索。情報社会にひたすら感謝しまくった~わかりやすい~ありがてえ~せっかくひといるんだから訊けよチキンめ~チキンです~
ちなみに検索する、は英語で「I'll google it☆」。Yahooでもいけるかもしれない。使ったことないからわかんないけど。

国際線ターミナルから国内線ターミナルまで無料バスでいけるんですけどバスがどこかわからず(ひとに訊けばよかったんじゃ~!チキンめ~!)歩いて行った。20キロのバックパックを背負って20分歩いた。果てしなくしんどかった。

着いた~!わたしの便が出るゲートどこじゃ~!はあ?なくない?はあ?電光掲示板とチケットを356742回交互に照らし合わせて見る。ない。

なに?何が起こったの?もしや国際線から出る便だったとかじゃないよね?いやそれはない57899回確認したし…べつに日本でいう羽田と成田を間違えたわけじゃあるまいし…(牧村さんの羽田と成田を間違えたnoteおもしろかったな…)いやまさかほんとうに確認ミス…?と混乱しながらロビーを24579回往復した。

もうひとに訊くしかない。これは非常事態だ。わたしのこれからがかかってる。始まりからくじけたらわたしはもうこの地でやっていけない。日本に帰る。間違いない。意を決し地元のひとっぽい男性に訊く。

「イクスキューズミー……この便どこのゲートから出るかわかります?」
「ん?(わたしのチケットを見る)これはあそこから出るよ」
「(男性のチケットを見る)(ん?同じ便?でもゲート違うな)」
「案内するよおいで~」
「でも違うんすよ!ゲートに誰もいないんすよ!」
「あ、ほんとうだいないね」
「同じ便じゃないですか?ゲート違うけど…もしかしてゲート変わりました?」
「あ~多分そうだね。」
(決してわたしは英語喋れるわけでもききとれるわけでもない。こういうニュアンスの会話をしたとわたしは思っている。)

ゲートが!!!!!変わってただけ!!!!!わたしは合ってた!!!!!良かった!!!!!これで乗り換えばっちりじゃ!!!!神様ありがとう!!!!!わたしの勇気ありがとう!!!!!

男性は搭乗案内がはじまったときも教えてくれた…英語ききとれないからほんとうにたすかりましたありがとうございます…そしてわたしの席が呼ばれたときは教えて欲しいと隣に座っていらした女性にたのみ、たすけていただいた…大丈夫…わたしはきっとこの地でやっていける…

一睡もできなかった上ターミナルを間違えたかもしれない焦りと恐怖にころされかけたけどひとのやさしさで生き返る。わたしの勇気もわたしをたすけてくれた。ありがとう。無事に飛行機に乗れたときの安堵感はただものじゃなかった。まどろみながらも窓から見えた景色はひたすらにうつくしくて、いつかその景色を忘れてしまったとしても、そのうつくしさが一層際立っていたのをわたしはきっと忘れないだろうな。

と、このはなしはこれで締めようと思ったのにまだはなしてる途中や~!勝手にはなし終わらすな~!とわたしの中の明石家さんまさんがうるさいので続けますね。わたしの耳ね、下降時の気圧の変化に凄まじく弱くてね。一回目のフライトで鼓膜が雑巾のごとくこれでもかとンギュギュと何も出ないのに何かを絞りとられているかのような鋭い痛みに悶え苦しんでね。もう顎まで痛くて。まだ痛みが残っている間に二回目のフライトですよ。地獄でしかない。hell。いい感じにまどろみようやく少しは寝れるかと思ったら雑巾!!!!!!!!!!出た雑巾!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ほんとうに一睡もできず、ダメージを受けすぎてそれから2週間ほど鼓膜が迷子だった。締まらねえ責任とってほしいわたしの中の明石家さんまさん。