2019/1/26 わたしだけのラララ

f:id:Ikirkashinu:20221105152544j:imageSat 26/1/2019 ☀️

シャワーを浴びた後、庭で陰ができている場所にヨガマットを敷き、冷たい風を浴びながらストレッチをするのが最高に気持ちいい。たまに猫がわたしの前に座ったり、体をくっつけてきたりする。最高にかわいい。そんな瞬間が一滴の墨となってわたしの内側にある海に落とされ、そこからじわっと身体中に滲み広がるような、穏やかな心地よさにすくわれる。

年が明けて3日後からアップルオーチャードで働きはじめ、それから約2週間後にキウイフルーツオーチャードに変わり、そして今日がわたしにとって最後の日だった。次はニュージーランドでの最後の仕事を求め、ニュージーランドでくらす最後の町に移る予定でいる。

仕事中、昔のことをよく思い出していた。そのたびに、今わたしがただひとり日本を離れて異国で生活していることに、素直に何度も驚いてしまう。大多数のひとにとっての規則正しい生活はわたしにとっては困難なもので、大人になって働くことなんてできやしないと思っていた。目を閉じてもはっきり認識できる激しいめまいに、何も食べられない飲めないほどのひどい吐き気と嘔吐、何もきこえないはずなのに常にうるさい耳鳴り。そんな症状に幾度も耐えてきた過去のわたしが、間違いなく今のわたしのほんとうの声を照らしてくれている。迷わず、疑わず、自分を信じていける。

1ヶ月先の未来すら想像することを拒否してしまう私が、30代になる自分の未来を、ほんの少しだけだけど、朧気ながらも想像できるようになった。それまで生きてみたいなと思うようにもなった。がんばりたいな。

ひとと会話を交わしたあと、冷たい反応を示してしまったかもしれない、もっと別の言い方があったかもしれない、選んだことばを間違えてしまったかもしれない、うまく笑えてなかったかもしれない、と永遠に猛省してしまうな。

本読みたいし絵描きたいし文章打ちたいし映画観たいし音楽聴きたいしやりたいことが尽きないし結局どこにいても引きこもりになりがち。最近よくしていることは、頭の中で自分で好きなように音符を並べてメロディーをつくること。

しゃべらなくても生きていける類いの人間だけど、時々こうして文章にしてしゃべった方がわたしの精神衛生上いいのかもしれないな。